10月

←地元京都で遊びまくってた頃のけんちゃん＆やまちゃん

遊び仲間ワタルの家に４人で毎日集まり、いろんな遊びもしてやることがなくなって「バンドをやろう！」
というのが結成のはじまり。vocalカズオGutarワタルBassやまちゃんDrumsけんちゃんで結成。

東山スタジオでリハーサル

夜起きて朝寝る生活というもぐらみたいな生活の為バンド名を初め、「もぐら」にしようとし、
「もぐら」じゃあまりにみっともないということで、英語にしようと決まり、隣の大学生に聞き
「モール」にしようと一時は決まった。これはメンバーも知らんと違うかな。(by やまちゃん)
その後、みんな妖怪が好きだったので妖怪大図鑑から『かまいたち』をみつけた。

※道を歩いてると知らない間に手や足に傷がある。空中を風よりも速く走ると言われ、
その姿をはっきり見た人は誰もいない（笑）の意味がカッコよかったから『かまいたち』に決定！
『油すまし』も好きだから、そうしようかとも思ったが、「油、油」言われるのも嫌だったから曲名に廻した（笑）

vocalカズオは初心者、Guitarワタルもちょっと弾ける程度。けんちゃんとやまちゃんがとりあえず出来るかなぁ〜
くらいの演奏力。チューニングも適当。
この当時は、ハードコアのコピーとコピーするよりオリジナルのが楽だった為、誰かの家に夜集まって
みんなで曲作って、気づいたらいつも朝になり、一晩で３〜４曲出来るもあったという。
この頃には『油すまし』『フューチャーキル』『レディトゥ・ロック』『KILLER』が出来た。

1stデモテープ『四面楚歌』制作
でき上がった曲を全部デモテープにしようと盛り上がり、友達に頼んで４時間で６曲という
まさにいい加減ノリ１発テープ製作（笑）

リハーサルをやっているうちに写真がいるということに気づき、東山スタジオに行く前に
刑務所の壁をバックに撮影。夜中だった為、現像してみると真っ暗（笑）なので、
vo:カズオが鈴鹿サーキットへ行った時の写真を使ったり、けんちゃんが手書きで書いた
スケジュールのチラシをコピーして、楽器屋、スタジオ、レコードショップ、
BRACK(←ROCKのTシャツ＆リストバンドを買うならココ！！という店。しかし値段は高い）などに貼る。
10/24 1stデモテープ『四面楚歌』発売

11〜12月

11/8　嵐山にある”スタジオリップル”でかまち1stLIVE敢行。

PAもなく、リハーサルをメイクして衣装着て、みんなに見てもらうという感じで、３００円のチケットで
身内８人の客。この時、来てくれた客に無理矢理1stデモテープ『四面楚歌』を売り、８本売れた（笑）
このLIVE後、来てくれた８人のみんなと近くの自販機で缶ジュースを買って飲み、
次も来てくれると約束もしてくれて、この時の気持ちをいつまでも忘れることなくやっているというけんchan。

『四面楚歌』は新京極のユリナレコードにも置いてもらう

2ndLIVE 嵐山スタジオリップル敢行
対バンは京都のパンクバンド。チケットも自分たちで作り、ふざけたお面をかぶりドラムを叩く。

　←かまいたち1stステッカー

１月

枚方ブローダウンのオーディションに合格。
前座扱いで月１回出演
ギャラなしで１年間出演・・・しかしvocalカズオがけんちゃんに歌詞カードを渡して脱退。
東京から来る雑誌に載っている有名バンドと一緒にさせてもらった。
中には初期のXもあったが、Xが急遽キャンセルしたので、X vs かまいたちは実現しなかった。

vo:ワタル G:P-KEN B:やまちゃん Ds:けんちゃんのラインナップになる。

３月

vo:ワタル→KKK団の衣装　G:P_KEN→バレリーナ　B:YAMACHAN→ネグリジェ＆スリッパ
Ds:KENCHAN→パンスト上下＆ブリーフ１枚で赤い髪をツンツンに立てる。

　　歌舞伎のカツラ＆ゲタ、セーラー服、野球のユニフォーム・・・かなりのひんしゅくをかう。
この野球のユニフォームを作ると「それならスパイクも欲しい！」ということでスパイクも買い、
その格好でライブに出ようとして「ステージに傷がつくからやめてください」と怒られる。

この頃から、ヤンキーホーン＆メガホンを使用し、客席でSEに合わせて踊ったり、下駄履いてダイブし追放。
なかなか出られるライブハウスもないのに、自分で自分の首をしめているみたいだったが、
好き放題したかったし、後悔は一度もしなかったという けんちゃん。
　こんなプッツンバンドだったので、一度は観たいと思うヤツが増えてだんだん客が増えた。
当時、チケットノルマがあったが、けんちゃんは新京極でバイトしていたおかげで。
一人で６０枚ぐらいはさばいてた。

3/23　2ndデモテープ『百鬼夜行』発売

このTAPEは100本くらいダビングして作ったそう。

５月

あまりの過激さに各ライブハウスから追放される。

先輩からツアーはむちゃおもろいという一言だけでいきなりツアー決行。
京都名物”おたべ”を持ってツアーに出て客に放り、片づけの時に放った”おたべ”がなくなってて
みんな持って帰ったんだなぁ〜とちょっぴり感動したというけんちゃん。

5/3　嵐山リップル
5/6　国分寺モルガーナ

←1stTOUR チラシ

5/7　神楽坂エクスプロージョン(現ディメンション)
　　　「パンクのイベントでスゲェ怖かった。客が輪になってみてるだけ。DOLLというパンクの雑誌に
　　　　載ってるバンドも出てきて田舎モノの僕は雑誌に載ってるあの人やって感じ」byけんchan
5/8　浦和ナルシス
5/9　静岡サーカスタウン
5/16　枚方ブローダウン
5/18　京都スポーツバレー（友達関係からの紹介で出演）

モルガーナで初めて、はだかのまま「おつかれさん、また来てね」と
”ギャラ”というものをもらうが、その３０００円はガソリン代に消えた。
”東京はやっぱり甘くない”とわかったTOURだったとのこと。

「東京の人間は冷たかったなぁ。道を聞くのも全然答えてくれない。神楽坂を「しんらくざか」といった
こっちもダメなんだけど。」byけんchan

＜けんchanより＞
先輩がツアーはおもしろいという一言でやりましたが、寝るところもないし、新宿中央公園で
布団敷いて寝ました。のぞきの人と仲良くなりました。
エクスプロージョンはパンクのイベントで怖かった。投げた京都名物”おたべ”はすべてなかったな（笑）

６月〜7月

８月

京都の一回でたところすべてのライブハウスから「もういいです」って追放される

枚方ブローダウンや京都では客が入ってもちょっと離れた大阪の方では数えるくらいの客しか入らなかった為、
遠くのライブハウスに行く時は、事前に神社で撮ったり、人通りの多い街にステージ衣装で出て撮ったりした
写真を使ったビラを店に置いてもらったりする。

野球のユニフォームでライブやる時は”プレイボール”という言葉を使ったり、当時は、どうやったら
カルチャーショックが与えられるか、そればかり考えて行動する。

初めはレタスや氷が飛んでくるライブから、だんだん客が飛んでくるライブになってしまい、
vocalがやりすぎの客を殴ったり、客同士が喧嘩したり、そんなこんなで「店に合わないバンドだ」と追放される。

8/9　京都スポーツバレー
8/17　大阪エッグプラント
8/20　枚方ブローダウン
8/23　京都ビブレホール『狂乱演奏8・23投下...』

９月〜１０月

9/1ビデオ『±プラスマイナスゼロ』妖怪新聞パッケージで発売
vo:SHINOBU G:P_KEN B:YAMAchan Ds:KENCHAN

『GET-UP A RIOT GIG 9&10！』
9/22　枚方ブローダウン
10/3　浦和ナルシス
10/4　神楽坂エクスプロージョン
10/6　千葉DANCIN'MOTHER
10/14　枚方ブローダウン
10/25　神戸ARTHOUSE
10/28　大阪YANTA鹿鳴館
10/31　KBS京都ハイヤン公開ATビブレ

11月

1月

『泣け！笑え！怒れ！感情爆発GIG』

1/4　枚方ブローダウン
1/7　神楽坂エクスプロージョン
1/10　枚方ブローダウン
1/19　京都ビブレホール
1/20　心斎橋バハマ
1/23　大阪YANTA鹿鳴館

２月

2/12　京都BIG BANG初ワンマン『天下平定2・12下克上GIG』（300人動員）

〜SET LIST〜
1.Qちゃん音頭！
2.LAST chance
3.HIDE OUT by ZENON
4.かまいたち（DESTINY)
5.Redy To Rock
6.Kill'er
7.Crazy night omeko
8.ギニピック・
9.女子高生
10.エクスプロージョン
11.I've No Power
12.ゲロゲロファンタジー
13.パピヨン
14.妖怪ロック！
15.グッバイホットby ZENON
････アンコール・・・
1.かまいたちスピードNO1

※ZENONとはKENchanがかまいたちの前にやってたバンド

このライブの当日は、メンバー全員が後ろから出てきたり、ステージにボロボロの布を飾ったり、
ドラムのけんちゃんがMCをメガホンでやったり、ダイブしたりして、
当時、地元ではカルチャーショックを受けるが、ライブハウス側にまたも問題を起こし追放。
しかしKENchanはこの時「やれば、できるんだ！」と確信がもてたという。

しかし、このライブ後、一体バンドをどう活動させていけばいいのか？それを考えるだけの余裕がなく、
ライブ自体は成功したが、バンド活動としては「失敗」
「バンドをやめる」というメンバーも出てきたり、リーダーであるけんちゃんもコントロール出来ない程、
みんなの考えがバラバラになってしまい、2/26枚方ブローダウンを最後に6月まで活動休止。

2/26　枚方ブローダウン
〜SET LIST〜
1.かまいたちスピードNO1
2.油すまし
3.Redy To Rock
4.ギニーピック・
5.女子高生（セーラー服を脱がして）
6.I've No Power
7.妖怪ロック
8.LAST Chance
9.かまいたちスピードNO1

6月

7月

7/7　京都ビブレホール(かまドラとその仲間たち)
けんちゃんは個人でスラッシュバンドなどのコピーで”かまドラとその仲間たち”でvocalを担当し
セッションバンドで数回ライブ活動を行う。しかしかなりのひんしゅくもので、
肌の出しすぎで京都ビブレホールより個人的に追放される

この時、Guitarをちょこっと弾いたやまちゃんと「俺達からバンド、カッコつけて言えば”かまいたち”とったら、
何も残らへんなぁ。vocalとGuitarを探してもう一度やりなおそう」と話し合い、”かまち”を復活させようと、
京都のはしからはしまで調べる。

8月

けんちゃん、やまちゃん、京都府南区の白塗りの劇団の人がメインでやるイベントをしてるところでおもちゃ屋を開く。

そして、ついに、「ヴォーカルをやりたい」と電話がかかり、けんちゃん＆やまちゃんの前に現れたのが
”目つきの悪い・言葉づかいの良い・身体の悪そうな・華奢な体つき”の青年。それがSCEANA。

11月

12月

12/15　寝屋川ビンテージバー（ALL NIGHT LIVE)
12/24　第１回かまちゃんパーティを京都ウーピーズにて敢行。（おもちゃを投げる）

※ちなみにこのウーピーズで１番最初にやりだしたのは”かまいたち”突破口はけんちゃん。
もともとはライブハウスだが、フュージョンで初めはうるさい音楽はダメ！！と言われ、
何度も頼み「パーティ形式でやりたい」と言ったらO.Kが出た。その後お客さんも入った為、
ウーピーズも認めてくれて、かまちのビデオもここで使うことになった。

＜けんchanより＞
京都のバンドのほとんどを強制的に！参加させた。酒呑みながらやった。
ここからパーティ形式がはやりだした。作ったのが俺なんだよ！

12/30　寝屋川ビンテージバー（ALL NIGHT LIVE)