2000年2月12日(土)at 目黒鹿鳴館

THE DEAD P☆P STARS(d.p.s)

かなりの長文ライブレポートという名の感想になってしまいました^^;
つたない文で大変恐縮ですが読んで感想いただけると嬉しいです。
記憶をたどって書いたんですが多少MCなど正確には書けてないですがご了承ください。^^:


開場30分前に鹿鳴館に到着すると、既にたくさんのファンが集まっていた。
どうやらチケットSOLD OUT した模様だ。
会場に入ると次々に客が入り、なんだか異空間だった(笑)
いつものことながらライブ前は緊張感に包まれる。ましてや今日は大切な日。
7年5ヵ月活動をしてきてBASSのSeigoさんが脱退することになり
4人でのラストライブという深い想いが募る日。

SE『TRANS[d]』がなり始め照明がおとされメンバーの名前を連呼するファンの声が響き
『ALIVE』で幕が開いた。この日は久し振りに特攻服を身に纏いヘッドバンで
気合いの入ってるファンも多く、最初から熱気がすごかった。
そして絶対聴きたいと思っていた私がアンケートで必ず好きな曲で1番最初に書く曲
『BUS・ガス・爆発』が披露され『ASSHOLE』と続き1回目の MCタイム。
AKIさんは結膜炎になり、HIORMIさんは風邪をひいてるという状態だと話し
「今日は主役はこの人(Seigoを指す)だからオレら3人サポートやから。なっ!」
とHIROMIさんとKENchanにふると”ウンウン”と2人ともうなずいていたその時!
Seigoさんが「今日の主役はこの4人!」客席から「おぉ〜〜〜」と拍手と大歓声が
あがった。「またやられました(笑)」とAKIさん。「まぁ重い話は最後にして
 楽しく行こうぜぃ〜!!」とまた懐かしい楽曲『TEENAGE RIOT』を披露。
あまりに久し振りすぎてノリ方を忘れた程だった(^^;)続いて
『A LOT OF LOVE FOR S・E・X』『DEAD 'em KILL'em ALL』を披露。
『A LOT 〜』はHIROMI,AKI,Seigo3人がクルっと廻るところが大好きで
久し振りにそれが観れたのがよかった。そして2回目のMCタイムに続き
『夢は夢のままで』を披露。HIROMIさんが微笑ましく客席を見渡してたのが
印象的だった。そして最近のライブではずされたことのない曲
『BIBA RA LEVOLUTION』を披露。4人がVocalをとるのでデッドポップらしい曲だと
いつも思ってるのだが、この日はSeigoさんが唄ってる時「もう2度と聴けないんだな」と
寂しさがよぎった。掛け合いではステージのAKIさんに習って客が完璧とまでは
いかなかったとは思うが♪ビバ〜ラレ〜ボ〜ルションと腕をふってきれいにそろってたと
思う。以前どこかのライブで「まだそろわないなぁ〜」っとボソっとAKIさんが
言っていたので「今日こそ大丈夫かな?!」と密かに心配したが、きっとOKでしょう!
3回目のMCに続き『...Self』AKIさんが気持ちよさそうに唄っていたのが
印象的だったし、いつもバラードの時はスポットライトはあたってなくてもKENchanを
ずっとみてるんですが(笑)時々口ずさんでドラム叩いてる姿が大好きでこの時は
不思議と冷静にステージを見ている自分がいる。

そして衣裳かえて登場すると、HIROMIさんが昔の衣裳にアイパッチをして登場し
客席から歓声があがった。友だちと嬉しくてキャーキャーわめいていた(笑)
「このアイパッチも最初の時ので、しかしこの衣裳、上はすぐみつかったんですが、
スパッツがなかってん。1時間かかってやっとみつかって(笑)」って言っていて
するとAKIさんが「昔の曲をやろうとは言ったけど誰も昔の衣裳を着ろとは言ってない(笑)」と
突っ込んでいた。でもそれがHIROMIさんらしいなと思うのは私だけかな??
「や〜めた」ってあきらめずに探し続けたHIROMIさんすばらしい!(笑)
その苦労で私達ファンが大喜びしていい思いさせてもらったのでありがとう!って
言いたい気分だった。HIROMIファンには涙が出る程たまらない姿だったに違いない!
そして聴けば聴く程好きになる曲『REJECT』披露し
続いてSeigoさんの曲で「最初はもうちょっときれいなメロディにしようかなと
思っていたけどAKIの思うツボにハマってしまった曲」と当初語っていた(笑)
『MAD-SCIENTIST』を披露。これもめちゃくちゃ久し振りで弾けた!!
4回目のMCタイムに突入。「”狂った科学者”まぁSeigo自体科学者ですからね〜。‥‥」
そして「これもある意味久し振りですね〜」と『EVER FREE』『TASTE OF MONEY』を披露。
続いてファンのみんなも大好きな曲『いばらの道』を披露し合唱も会場に響きわたり
途中AKIさんがSeigoさんにマイクをむけニコニコして楽しそうに♪いばらの道の〜と
少し唄ってくれてのが印象的だった。コーラスやデモテープでは唄ってるのは
聴いてもまさかここで聴けると思わなかったので嬉しかった。
個人的にすごい好きな時があるんですが、『いばら』で楽器をとめてファンの合唱だけに
なる時にメンバーの客席をみてる顔がジ〜〜ンとくるものがある。
5回目のMCに入り「次の”...for you”は一番最後に出来た曲でデッドポップ最初のバラードで
その時も結膜炎になりまして(笑)非常に思い入れのある曲です」と
『...for you』を披露。個人的にバラードでは一番好きな曲で鳥肌立つくらいジーンとさせられる。
そして「これはSeigoの名曲だと思うんだよ」と『WASTED-TIME』を
披露。そのままの勢いで『ブーイングの嵐』もう嬉しかった。『ブーイング』は毎回
聴けたらいいなぁと勝手なことを思ってしまう(笑)そして本編ラスト『W・A・R』
客席は更にヘッドバンが激しくなりギッシリつまった会場はぐちゃぐちゃで
ステージからみても気持ちよい光景だったのではないかと思う。

そしてアンコールに「いくぞぉ〜」とHIROMIさんが登場。するとAKIさんが上手に
向かいHIROMIさんのギターをかけると、HIROMIさんが
「君、変形ギターめちゃめちゃ似合わへんな(笑)」と突っ込み客席も爆笑だった。
そして正位置に戻り(笑)AKIさんは「口を開くとついつい悲しいことを口走ってしまいそうで・・」と
「モーニング娘の新曲いいですよね〜。あれは売れるわ〜。あ!もう売れてるんか」と
必死に寂しさを押さえてた気がした。「デッドポップ3月にもうライブが決まってます。
BASSはSeigoじゃありません・・・バイバイ」と言うと一部ブーイングの声も
あがったが、私はAKIさんの照れ隠しだったと思うし、悲しいのは私達以上のはずだったのに
笑って送りだしてあげようというAKIさんの優しさだったと思う。
そして「みんなで唄おうぜ〜」と『THE ALL NEW GENERATION』を披露し、
Seigoさんが絶対やりたいと思われたバラード『未来〜TOMORROW〜』と披露した。

そしてメンバー全員真っ赤な特攻服で登場し客席から歓声があがる。
KENchanが「オレがなんで前にでてきたかわかる?ドラムやからすぐ脱がなあかんねん!
それだけです(笑)」と笑わせ、「特攻といえば、この曲でしょう!いくぞぉ〜
天上天下!天上天下!〜唯我独尊!!」と爆発する。
そのまま『旗の下に・・・』にいくと思うと、AKIさんがMCをとり、
「僕、最後にSeigoくんにお願いがあるんです。モノまねもう1回やって!」というと
客席からは大拍手がおこり、するとSeigoさんは『そう来るとは思わなかった(笑)」
「このまま終わったら普通じゃん。オレらデッドポップスターズだよ!
そう簡単に辞められると思ったら大間違いだよ」とサザエさんのメロが流れはじめると
「ネタがないんだよね〜」といいつつも「じゃあマスオさん」といってマスオさんと
森本レオを披露してくれた。そして「最後の曲です いくぞぉ〜旗の下に〜〜〜」と
メンバーも客も全力でぶつかる思いで『旗の下に・・・』が始まる。
掛け合いが始まり「これで最後だからよ〜。思いっきり暴れていくぞ〜!」と
ドラムセットから飛び出すKENchan。
「デッドポップもSeigoもこれからも続くけど、4人のライブは最後だから
本気で暴れるぞ〜〜〜!!」と涙ながら掛け合いをするHIROMIさん。
「デッドポップの残りの3人もオレも両方ともこれからもよろしく頼むぜ〜!」と
クールに決めるSeigoさん。
「そんなもんか〜?!!そんなんじゃSeigoを送り出せないぞ〜。」と
更に客に活をいれるAKIさん。
何分の掛け合いが繰り広げられたのか記憶にないが
「じゃあラストいくぞ〜。これがほんとの最後です。もう何も言いません。
分かってると思います・・・・」と最後の掛け合いが終わり
ステージで全員がヘッドバンをする。背を向けた3人の特攻服の名前を
じっと見てしまっていた。なんだか涙が出てきてしまった。
そしてSeigoさんはピックを鷲掴みに何度も客席に投げ、
KENchanはドラを力強く叩き、またその叩く姿に心打たれてしまい、ヘッドを客席に投げて
「どうもありがとう。これからもよろしく!」とドラムセットにダイブし、
ステージをおりていった。


終わってしまったな〜と帰る支度をしていたら再びメンバーがステージに登場する。
そしてそれぞれSeigoさんへの想いを語る。
「う〜ん思い出たくさんあるんですけど‥」と語ろうとするAKIさんに
「いいよ。長くなるから(笑)」とSeigoさん。
「Seigoとは何から何まで正反対なんだけど・・TOUR中ホテルが一緒で
僕はテレビ好きなんですけど、彼は嫌いでちょっと席はずすと消されちゃってるんですね(笑)
・・・7年5ヵ月お疲れ様でした」とSeigoさんと握手するAKIさん。
「・・・変な髪型。・・今まで頑張ったよ。・・足長いね・・Seigoのせいで風邪ひいて・・」と
涙で途切れ途切れのメッセージを送るHIROMIさん。
「みんな悲しいと思うけど、オレらもデッドポップやるし、Seigoもベースやめないし、
Seigoがバンドで帰ってきた時にデッドポップと対バンするという
これで一つの夢ができたと思うんや。ムチャクチャやったけど、ホンマ7年一緒に
歩んでくれてありがとう。がんばろなっ」とSeigoさんに抱きつくKENchan。
そして最後に「HIROMIとはプライベートでよく遊んでて楽しかったし、
AKIはさっきも彼が言ってたけど、テレビの事で議論になったりして、
KENchanは頭のいい人だと思ったんですけど、結成当初はどうなるかと思ったけど
今までやってきて勉強になったし、デッドポップは残りの3人でこれからも
やってくということだし、オレもいつになるかわかんないですけど
マイペースでひょっとしたら今まで以上にマイペースになるかもしれないけど(笑)
頑張りたいと思いますのでその際は応援お願いします。ありがとうございました」
と「親が死んでも泣かないんじゃないかな。 でも、ペットが死んだら泣くのかな?」と
最後までSeigoさんらしく クールにメッセージが送られた。
そしてAKIさんが「もう1曲やるか!?」とみんな大拍手で応え
「Destiny's my life〜!!」とファンの声に「言おうと思ったんだよ〜!」とAKIさん。
「みなさん大丈夫ですか?」とメンバーに聞く(笑)
この曲はきっと忘れられないことでしょう。
メンバーとファンが一体となった目黒鹿鳴館。
「来た〜!!」とメンバーは感じてもらえただろうか?
”一線を超えた感動”十分すぎるくらい味わったと思う。
こうして照明もおとされSE「...self」が会場に流れ幕を閉じた。

行かれたファンの皆様、メンバーの皆様お疲れ様でした。
この日のライブは一生忘れられない思い出となりました。
「永遠」なんてないかもしれないけど、4人がいた
THE DEAD P☆P STARSは「永遠」だと思います。
7年5ヵ月 楽しいこと、辛いこと沢山あったけど、
大切な財産だと思います。そして宝物。
そして、これからのデッドポップの飛躍とSeigoさんの飛躍を期待したいと思います。
ほんとに最高の夜をありがとうございました。



私なりの感想ですので、それぞれ感じたものは違うとは思いますが、
最後まで読んで下さってありがとうございました。

SET LIST


SE:TRANS [d.]
ALIVE 〜DEDICATED TO THE SAVIOR
BUS・ガス・爆発
ASSHOLE
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TEENAGE RIOT
A LOT OF LOVE FOR S・E・X
DEAD'em KILL'em ALL
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夢は夢のままで....
BIBA RA LEVOLUTION
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....self

SE:FORK BOY
REJECT
MAD-SCIENTIST
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EVER FREE 〜虹の彼方へ〜
TASTE OF MONEY
いばらの道
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…for you
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WASTED-TIME
ブーイングの嵐
W・A・R

--アンコール 1--
THE ALL NEW GENERATION
未来 -TOMORROW-

--アンコール2--
天上天下唯我独尊
旗の下に(Quelle Fxxkin Drag)

Destiny's my life